「美容が大好き。」それが新卒で美容ライター・美容家になった私の原動力

21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ち、今回インタビューさせていただいたのは、女性なら誰しもが興味関心を持っている「美容」を軸に発信されている松下侑衣花さん。#美金、#ゆいコスの提唱者として大勢のフォロワーから支持され、美容に関心のある女性たちの厚い信頼を受けています。
今回は、「好きなことを仕事にして生きる」そんなまさに憧れのライフスタイルを確立させることに伴ったリアルな悩み、お金事情、工夫されていることなどまでお答え頂きました。恐怖を乗り越え、一歩ずつチャレンジしていく松下さんの生き方から、自分自身の可能性を最大限広げる生き方のエッセンスを少しでも感じて、一歩踏み出す勇気の後押しになりましたら幸いです。


⒈ フリーランスの道に進むことを決意した大学4年時。親子の縁を切られ、先が見えず、1番恐怖が大きかった時、頼れる自分に出逢えた。

ー就活をやめてフリーランスになると決意した松下さんですが、当時からその道でやっていけるという強い自信や根拠があったのでしょうか?その決意をされた当時のご状況を教えていただきたいです。

振り返ってみると、就活をしていた大学4年生は恐怖が最も大きい1年でした。就活当初に志望していた美容関連の会社では、「配属が希望通りになるかわからない」と聞いてどうしても納得できず、「それだったら、自分自身でやりたいことを実現していく」と決意して、最終的に就活することをやめてしまったんです。

ー配属リスクに違和感を感じる就活生は多いものの、実際に就活をやめるという決断ができる人はほとんどいない中で、その決断をされた松下さんは本当に勇気がありますね・・・!

どうしても「大好きな美容を仕事にしたい」という強い想いを抑えきれなかったんです。その気持ちに気づいて覚悟を決めてからは、どうすればそれが実現できるのかを考え始めました。
大学4年生の5月、有名な美容ライターのアシスタントを募集している、という知人のフェイスブックの投稿にビビっときて、その場で連絡をしました。とても忙しい方で、初めての挨拶でもらえた時間はたった5分。そこから数週間はなにも連絡がありませんでした。
私にとっては人生がかかっていることだったので、自分から「何かお役に立てることがございましたら、よろしくお願いいたします」と連絡をしました。すると、「そこまで言うのなら」とお返事をいただき、少しずつ単発ではありますが、お仕事をいただけるようになりました。

ーご自身の力で、チャンスを掴んで仕事に繋げられたんですね。就活をやめてすぐそんな出会いがあったなんて、運命のようですね。

その出会いは確かに運命のようでした。でも実際当時は本当に辛いことも多く、恐怖と戦う1年間でした。
フリーランスになる、という私の選択に親が激怒して、親子の縁を切られたり、周りはみんな就職先が決まっていたので、相談しても「やめたほうがいい」って言われるような状況で、頼れる人は誰もいませんでした。

また、アシスタントのお仕事は単発で、報酬も都度変わるので大学卒業後の生活の目処が立たず、さらに生活費に加えて奨学金の返済などもあったので、本当に怖かったです。大学4年生の6月からアシスタントを始め、数ヶ月間は美容院のレセプションのアルバイトなどをして生活費を稼ぐ毎日でした。

それでもやっぱり大好きな美容の道に進むと覚悟を決めていたので、諦めることはありませんでした。アシスタントのお仕事もはじめはコピーとりや買い出しでしたが、美容関連の事ができるだけで嬉しかったです。とにかく美容のスペシャリストとして、美容を軸に仕事をしようという強い思いでどんなことでも学びに変えていました。

ーとても過酷な状況に聞こえますが、そんな中でも美容のお仕事ができる喜びを感じながら、前向きに突き進んでいけたパワーの源はどんなところにあったのでしょうか。

そんな環境下でも頑張れたのは根拠、自信があったというよりは、「美容を仕事にしたい」という強い思いと、自分で決めた意思を何が何でも貫きたいという意地、そして恐怖はあるものの、大好きな美容に関われるドキドキ・ワクワク感という3点があったからだと思います。

2,文章嫌いでも美容ライターになれる。大好きな美容を仕事にできるならと思って始めたライティングが、今では私の大切な軸に。

ーSNSでは6.2万人のフォロワー、さらに有名雑誌ananなどでもコラムをお持ちの松下さんですが、もともと文章を書くのが得意だったのでしょうか。

もともと文章は嫌いでした。(笑)でも美容をお仕事にできると思ったら、練習することが全く苦にならなかったんです。文章を書くイロハは、アシスタント時代に師匠やベテランライターさんと同じ記事を毎日書いて、基本の文章力から美容関連の記事のポイントまで、見よう見まねで勉強しました。

毎日書いた記事を写真で撮って師匠に送り、採点していただけるわけでもなく、「今日もがんばったね」と言ってもらって終わるだけでしたが、実際に真似をして、師匠やベテランライターさんと自分の文章を比べるだけで、本当にたくさんのことを学ぶことができました。

そうやって勉強し始めてからちょうど3ヶ月ほど経った頃、4MEEEでの記事執筆が始まりました。それが私にとっての大きな転機になりました。とにかく頑張って記事をたくさん書いていたら、ランキングで1位になれて、その記事を読んで下さったanan編集長やTRILL編集部の方からご連絡を頂いて、新しい次の仕事につながっていったんです。

4MEEEで1位になれたのは、とにかく数をたくさん書いていたこともありますが、トレンドネタを意識したり、タイトルを磨いたり、毎回色々な工夫や新しい視点をたくさん取り入れることを、繰り返し実践していたからだと思います。そういった積み重ねが「私にしか発信できない文章」として、今に繋がっているのかもしれません。

ー好きなことだからこそ、そこまでやりきれたんですね。では逆に、大好きな美容を仕事にしたことで、嫌いになったりする瞬間はありませんでしたか?

本当に毎日好きなことをやっているだけなので、美容が嫌いだと思ったことは一度もないです。「美容の記事書くのめんどくせー」ってなることはありません。(笑)「なんでもっと書けないんだろう」とか自分自身に対して思うことはありますが、美容はずっと大好きです。

もちろんお仕事の依頼は、きちんと自分の中で精査して、違和感を覚えることや私じゃなくて他の人にお任せしたほうがいいと思う仕事は、きちんとお断りしています。

ー好きなものを好きでい続ける工夫をしていらっしゃるんですね。「私じゃないとだめな仕事」ってすごく難しい定義かと思いますが、たくさんの美容ライター、美容家さんがいる中で、松下さんらしさについてどうお考えですか。

美容ライター、美容家の中での差別化はまさに今の悩みでもあります。

でもやっぱり私は、フォロワーさんが増えたきっかけが、#ゆいコスとか#美金などのハッシュタグをつけたツイートなので、私らしい美容に関する言葉は綴っていきたいと思っています。ライティングが軸であり続けることはこれからもずっと変わらないので。

あとは、どれだけいいお話でも、自分を客観的にみて、「今の自分がやるべきことじゃないな」と思ったら辞退します。一昨年は2社くらいの出版社から、本の執筆の声をかけていただきましたが、一昨年の自分にはまだ早いと感じて、お断りさせていただきました。本の出版はずっと目標の一つではあるんですけどね。

ーすごくご自身のことを客観的にみていらっしゃるんですね。そんな視点を保てる秘訣はどんなところにあるんですか?

強いて言うのなら、同業の人よりも他の業界の人と触れ合って、視野を広げたり、ヒントを得るようにしていることでしょうか。
普段お会いする方は、IT業界の人や、建築系の人、飲食業界の人などとにかく幅広いですね。お話を聞く中で、他の業界の話を抽象化して、美容のお仕事に取り入れたりしています。

IT系の方に「このSNSがきてる」と教えてもらったらそこに力を入れたり、食の経営者に会って、食✖️美容でアイディア出して企画をつくって、連載記事にしようという話が出たりすることもあります。

自分の名前を立ててお仕事しているので、どんなお仕事にも、自分色をきちんと出していくことは徹底しています。

(C)ローリエプレス

3、炎上、誤解。ネガティブ感情に捕われても自分と向き合い、その経験を学びと捉える

ーこれまで美容のお仕事を続けてきてぶつかった一番の壁を教えてください。

一番辛かった時期は去年のはじめの頃で、「このお仕事やめたほうがいいかな」って思うほどでした。炎上したり、意図した事と違う形で自分の発言が広まってしまったり。反省もいっぱいあったし、力不足も感じたし、自分自身に対して辛くなって、美容業界から抜けたほうがいいかなって思ってました。毎日泣いて、とことん落ち込んで、でも、そういう自分も受け入れて。

最後には、「それでもやっぱり美容がすきだから、この道でやっていきたい」「応援してくれる人の気持ちに応えたい」っていう気持ちだけが残りました。そうして少しずつ、目の前のできることを一つ一つ丁寧にこなす中で、自信を取り戻していきました。

ーとても辛い経験ですね。でもそのときのネガティブな感情から学んだことがあったんですね。

そうですね。今は、なるべくネット上だけでなく、直接会える機会を増やしていこうと考えています。もちろん炎上や誤解が起きたのは、私の伝え方が力不足なことがあり、そこは精進していかなければいけないんですけど、やっぱりどうしてもネット上だけだと勘違いされて、誤解を生んでしまうことがあります。一つのことを言ったら、百人百通りの捉え方があって、一つ一つ弁解するのも違うと思うので、本当に難しいです。

特に私はネット上と、直接会った時にギャップがあるみたいなので、余計に誤解を生みやすいです。「ネット上だと、もっと女女してるきつい人だと思ってた」ってよく言われます。でも直接会ってみると、「意外と悩んでるんだね」とか、「サバサバしてるんだね」って言われることが多いです。

最近は、伝え方のスキルを極めていくことと、ネット上だけだと誤解されやすいので、実際に会う機会増やしていくという2点をすごく意識しています。


4、もっとみんな美容に頼ってほしい。未来や今の自分に不安を感じている人たちへ、「美容は新たなハッピーを生み出すもの」という信念を伝えたい。

ー松下さんのお話を聞いているととてもポジティブな方だと感じます。もとからそうなんですか?

私自身、元はコンプレックスだらけのネガティブなタイプです。
今のお仕事をはじめてから少しポジティブなれたかな。でも落ち込みやすいのは今も変わりません。中学高校時代は特に落ち込むことが多かったです。

3歳から美容は好きですが、ここまで美容にのめり込んだきっかけが、中学の時に友達関係がうまくいかなくて、いじめに遭い、親にも友達にも頼れないときに、300円くらいのリップをぬって元気を出していたところからなんです。美容は単に美しくなるためのものじゃなくて、女性を幸せにしてくれるものだと信じています。

美容を通して可愛くなることで、自信が持てるようになって、恋愛でも、仕事でもうまくいくようになって、というふうに先の幸せにつながるのが美容です。みんなそれぞれ悩んでることはあると思いますけど、美容で新たなハッピーにつながるので、もっともっと美容に頼って欲しいです。

ー「美容に頼る」素敵な響きですね。自分を奮い立たせる手段にもなるということですね。それでは最後に、「好きなことに挑戦する勇気が出ない」ということに悩んでいる読者の方に向けて、メッセージをお願いします。

周囲の目線を気にしすぎず、自分の気持ちに素直になっていいと思います。自分の人生なんだから、やりたいことを押さえ込んでハッピーになれない人生を送るなんて、すごくもったいないと思います。他人が何を言っても、自分の人生に責任をとるのは自分なので、やりたいことをやっていきましょう。

もちろん私も未来に不安はありますが、挑戦しないと何も手に入らないと思っています。
やらないで後悔するなら、やって後悔したほうが良い。

とはいえ今でも結構不安は強いです。一回一回のSNS投稿すらもこわい。「どう思われるかな」「また誤解されないかな」とすごく気にしますが、発信しないと何も伝わらないので、勇気を出して投稿しています。みなさんとおなじです。

あとは何でも一人で乗り越えようとしないで、仲間や周りの人に頼ることが大切だと思います。私自身も、フリーランス同士で集まって、情報交換したり、お互いの失敗から学びあったりしています。私はSNSを通した新しい出会いがすごく多いのですが、いつも色々な学びがあるので、新しい人に積極的に会うことをおすすめしたいです。

好きを仕事にするのは、もちろん困難もありますがとても幸せです。まずは今できる一歩から、休日やお仕事後に学ぶ機会をつくるところから始めてみませんか?

ー松下さん、素敵なお話をありがとうございました。

▷松下さんのレッスン情報

そんな松下さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

レッスン名:「#ゆいコス #美金 で大人気!松下侑衣花が教える、一日中美人が続く♡崩れないメイクのコツ&お直し術 vol.1

開催日時:2018年7月14日(土)10:00〜12:00

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら: https://she-inc.jp/likes/courses/118/lessons/172?utm_campaign=18071410&utm_medium=shesns&utm_source=sheshares

▷編集後記

前職の時からお世話になっていた、松下侑衣花さん。本当に外見が美しくて、中身がかっこよくて、同世代女性の憧れそのものでした。困難に屈することなく、常に自分の好きに向かって一直線な松下さんの生き様は、近くにいるだけで大きな勇気をいただきます。

ご自身にコンプレックスがあるからこそわかる、美容の悩みも優しく手ほどきしてくださいますので、ぜひ直接レッスンで相談してみてください。

SHEshares編集部 大原・伊丹

美容ライター、美容家 松下 侑衣花(まつした・ゆいか)

大学在学中に某有名美容ライターのアシスタントを経て、独立。
実際に試して本当に良かったコスメだけを紹介する #ゆいコス、金曜日は美容に励む日=#美金の提唱者。
独自の美容法やメイク術を雑誌やWEB、ビューティイベントを通じて発信している。

・JMA日本メイクアップ技術検定
・日本化粧品検定2級
・メイクカラーカウンセリング検定

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