【SHE編集部コラム】全速力で走り続ける生き方と、肩の力を抜いた生き方を比較すると。

とにかくここまで全力で駆け抜けてきた。

社会で正解とされるように大学に入学して、自分の価値が証明されたような気になれる大企業に入社。
その中でとにかく周りの期待に応えようと走り抜けて、どこまでいっても終わりはなくて。
ふと気が付いたらぐったり疲れた体と、ゴールのないマラソンに不安を抱える自分が見えてきた。

「あれ、私なんで毎日こんなに走ってるんだっけ」

思わず立ち止まってしまったあなたに、改めて伝えたい。
肩の力を抜いてゆるっと生きる事の何がいけないのだろうか。

努力が美学とされる社会の中で、ストイックな生き方と肩の力が抜けた生き方を比較して考えてみた。

生真面目努力ストイッ子さんの日常

朝は5時半に起床。
疲れが取れていることはほぼない。

今日のタスクをうっすら頭に浮かべながら洗面所に向かう。

「今日も乗り越えられるかな」

テンションの上がる音楽をかけ、むりやり自分の気持ちをひっぱり上げる。

いつからか、メイクをするときの鏡に映る自分を直視できなくなってきた。
むくんで肌も荒れている自分を見たくないから。

ダイエットもしなきゃいけないのに、また昨日お酒を飲んでしまった。
色々反省したり、不安に思っている事を噛み締めながら、家を出る。

会社に着くと今日も一番ノリ。
なんだか少し誇らしい気分。

毎朝早くきているのに、誰かに先を越されたときは少しムカつく。
私だけの爽快な時間だったのに!って。
ヘンなの。

席に着くなりPCを開いて、今日の仕事を始める。
分刻みのスケジュールで、ランチの時間が取れることはほぼない。
たまにトイレに行く時間でさえなかなか取れなくて、退社直後にトイレへ駆け込むこともある。
これはさすがにヤバいと自分でも認識している。

しばらくすると先輩が一人、また一人と出社してくる。
先輩の前ではいつでも元気満々、ポジティブ全開な私を演出。
だって毎日愚痴をこぼすような大人にはなりたくないってずっと思っていたんだもん。
他人の前ではなりたくなかった自分の姿なんて絶対に見せたくない。

「仕事を楽しんでいる自分」モードに入って作業を進める。

午前中の作業が終わり、午後はクライアントのもとへ。
毎週訪問して最近の振り返りとご報告、あとは信頼関係の構築を行う。
先週と大して変化のない話をしながら、形だけ新しい提案を行い、検討しますという言葉を頂いて会社に戻る。

会社に戻って残りの作業を片付けたらあっという間に21時だ。
「お先に失礼しま〜す」
ちらほら残る社内の先輩に声をかけて会社を出る。

これだけ疲労が蓄積して、たくさん働いたのに、「あれ、結局今日何が進んだんだっけ?」と思うと大して何も浮かばない。
全然結果が出ない事に焦りつつ、あまり働かない頭でコンビニ夕食を選び、ストロングゼロを買って家に帰る。

家に着いたら黙々と夕食を食べながら、明日の仕事の準備を少し進め、これ以上疲労が蓄積しないように急いで眠りについた。

それが私の日常。

テキトー甘え上手さんの日常

「あー!やばい!今日もギリギリ!お化粧できない!まいっか!」

布団から飛び起きて、顔を洗って髪だけとかして急いで家を出る。
昨日つい夜中まで彼氏としゃべり続けちゃったからな〜。
楽しかったな〜会社行くのいやだな〜。

「おはようございます!」

勢いよく会社に飛び込むと、もう先輩もみんなそろっている。
「わ〜5分前!間に合った〜」
「おはよう。今日もお化粧間に合わなかったんだね」
「もはや最近マスク姿しか見てないよ。」

息を整えながら自分のデスクに向かうと、色々な先輩が笑いながら声をかけてくれる。
時間に厳しい先輩が異動してからすごく働きやすくなった。

「でも一回も遅刻してないのすごくないですか?」
「怒られないギリギリをせめてくる才能すごいよね。」
「それ褒めるところじゃないですから〜。」

目の前の同期に「おはよう」と声をかけると一言「おはよう」と返してすぐにPCに目を戻してしまった。

真面目ですごいな〜私もやるか〜!
少しだけ気合いを入れて、今日の予定を確認する。

今日は社長アポだからちょっと頑張らなきゃな〜。
よし、資料作成は田中さんに相談して、データ分析は金井さんに聞いてみよう〜っと。

「田中さーん!ちょっと見てくれませんか?」
「いいよ。どうしたの?」
「今日社長アポなんですけど、資料見てもらいたいなって」
「あー、これなら前作ったやつと似てるから後で送るよ。」
「えっ本当ですか!めっちゃ助かる!ありがとうございます。」

田中さんやっぱりすごいな〜こんな資料作れるんだ〜。
これから真似しよっと。

田中さんと金井さんのおかげで準備はバッチリだ!
今日はお昼何食べよっかな〜。

クライアントの会社の近くに美味しいサンドイッチ屋さんあった気がする!お腹空いた!そこ行こうっと。

美味しいサンドイッチを食べて、その美味しさについて社長と熱く語り合った後、資料とデータを使って提案すると、社長のご機嫌も上がって「ぜひやってみたい!」と言って頂けた。

嬉しいな〜。

会社に戻ってすぐに田中さんと金井さんに報告する。
「お二人のおかげで受注決まりましたー!」
「お〜やったじゃん!」
「よかったね〜。」

二人とも本当に優しくて大好きな先輩。いつか恩返しができたらいいな〜。

「というわけで、今日は疲れたのでもう帰ります!」

大きな山場を乗り越えたので、明日できることは明日に回して19時退社。
今日はずっと楽しみにしていたドラマの日なので、お気に入りの惣菜屋さんで大好きなポテトサラダとローストビーフを買って、昨日の残りのワインを飲みながら家でのんびりくつろぐ事にしよう。

そんな私の日常。


真逆タイプの1日を比較

いますよね。どちらのタイプも。

二人のタイプを想像しながら書いていて、一番違いを感じたのは、未来への不安で頭がいっぱいか、目の前の今に夢中になっているかどうか。

結論どっちが良くて、どっちが悪いとか全くなくて、未来の結果って運の要素も強いし、何を「努力」というのかなんて誰にも決められない。

でもだからこそ、「全力疾走し続ける生き方がしんどいな〜」と思っている人は、極度に「努力し続けないと自分は価値がない」と思い込んでいる場合が多いので、テキトーな生き方でも不正解じゃないんだな〜って事を知るだけで変わると思うんです。

結婚しにくく、離婚しやすい風潮があったり、不景気でお金に困る親世代の姿を見てきたことで、とにかく不安を抱え込みやすい雰囲気が日本全体に漂っている感じがします。

特に日本人は昔から真面目で、地道な努力を続けられる国民性があるので、なおさら「不安に対抗するために、努力しなければ!」と思い込みやすいのかもしれません。

でも意外と、なんとかなるもんです。どうにかなったら、なった時何とかすればいいし、「誰かを助けたい」と思っている人は世の中にたくさんいるので、助けを求めればいい。

崇高な目標に向かってストイックに頑張ってもいいし、ケラケラ笑って目の前の人を喜ばせてもいい。

何してもいい。

だって人生の目的は人それぞれ違うから。

人生なんて、今の積み重ねでしかないので、「いつか困らないために」「不安を解消するために」今を犠牲にするのはナンセンス。

あんまり色々考えすぎずに、正解と思い込んできた道からちょっと寄り道してみてもいいんじゃないでしょうか。

ケセラセラ。
私も今から色々放り投げて、一旦漫画の世界に浸ってきます。

自分ひとりで自分を変えるのが難しいと感じている方はぜひSHEのレッスンに遊びにきてください。

仲間ができるだけで、人生は変わります。

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SHEshares 編集長 大原光保子

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