「今年こそ好きな時間、好きな場所で働く私になりたい!」 そんなあなたに読んで欲しい、 ”普通の会社員” がフリーランスになる方法とは?

フリーランスとは、働く時間・場所の自由度が高く、専門性が生かせる可能性あふれる働き方です。将来独立してフリーランスになりたい! でも、「何から始めたらいいの?」「フリーランスになるために必要な経験って?」「そもそもフリーランスってエンジニアやデザイナーなど、クリエイティブ系の仕事の人しかなれないのでは?」といった、お悩み解決のヒントになるはずです。
今回インタビューさせて頂いたのは、企画・営業・マーケティング・広報・人事といった、いわゆる「普通の会社員」がフリーランスとして活躍するためのサポートを行っている、株式会社Waris の代表取締役/共同創業者の 田中 美和(たなか・みわ)さん。さらに、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の理事でもある田中さんに、21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ちお話を伺いました。

1.3万人以上の働く女性を見てきて気付いたこと

ーまず始めに田中さんの今に至るまでの職歴を教えて下さい。

大学卒業後は、日経ホーム出版社・日経BP社で約11年編集記者として働いていました。その中で主に担当していたのが、働く女性向けの情報誌「日経ウーマン」でした。毎日のように女性のキャリアとライフスタイルについて取材や調査を行い、トータル3万人以上の方の声に触れさせて頂きました。

ー 3万人ってすごいですね!

その中で、働くということに対して、物凄くたくさんの女性が葛藤や、不安感、焦りなどのジレンマを抱えているんだなということに気付いたのです。20代は、「結婚して、子育てしながら今の仕事を続けることが出来るのかな」という不安が多く、30、40代では、「育休取得後、復帰するために短時間勤務を選んだけれど、周りから評価されなかったり、仕事を任せてもらえない」という悩みを多く聞いてきました。そして、そのような女性でも、イキイキと働くことの出来るサポートがしたいと思うようになり、2012年出版社を退職しました。

その後、自身の会社を立ち上げるまでの1年間、私自身もキャリアカウンセラーやライターという肩書でフリーランスとして活動していました。会社員時代とは違う、自由度の高い働き方が、私には合っているように感じました。その経験が確信となり、この働き方を広め、さらに女性達に仕事を紹介するサービスがあったら、良いのではないかと思ったのです。そして仲間と共に2013年4月に設立したサービスが ”Waris” です。

「女性フリーランスと企業とのマッチングを行うWarisの創業メンバー3名」

ーまさに田中さんが前職を辞めるきっかけとなった思いを形にしたサービスですね! 具体的に ”Waris” について伺いたいです。

一言でいうと、これまでの経験を活かしてフリーで働きたい女性へ、プロジェクト型のお仕事をご紹介させて頂くサービスです。フリーランスというと今でもエンジニアやデザイナーなどの ”クリエイター” のイメージが強いですが、Warisでは、企画・営業・マーケティング・広報・人事といった職種経験のある女性を主にサポートしています。お仕事の平均契約期間は7ヶ月。短いものだと3ヶ月という短期間な案件が多いので、1社だけと取引というよりも、複数の取引先がある方が多いですね。

「Warisのサービスページ。企画・広報・マーケティング・人事・経理財務等の職種でフリーランスの仕事の紹介を行う」

ー企業側がフリーランスと一緒に仕事を行うメリットは、どのようなことがありますか?

その企業にはない専門分野を得意とするフリーランスが加わることにより、新しいアイデアやサービスが生まれたりします。例えば今までPRに注力したことのなかった企業に、10年間PRをやってきたフリーランスが加わることにより、新たな仕組みを作り上げることに成功することも出来ます。
さらにほとんどのフリーランスは柔軟性のある携わり方が出来るので、数ヶ月単位といった必要な時だけ一緒に仕事をするということも出来、企業にとっても心強い存在となっています。

ー田中さんはもう一つの肩書として、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の理事でもいらっしゃいますが、”フリーランス協会”とはどのような団体でしょうか?

フリーランス人材が健全かつ前向きに活躍できる社会にするために、活動している非営利団体です。2017年立ち上げたばかりではあるものの、既に60社以上の企業様が加入し、登録メルマガ会員数は3700人を超えました。柔軟な働き方を望む人に対し、様々な働き方の提案を行っています。それだけでなく、フリーランスの正しい姿を知ってもらうために企業、行政、社会に対しても、日々発信活動を行っています。

「フリーランス協会は2017年初めに設立されたばかり。フリーランスの認知向上や環境整備を目指す」

2.フリーランスとして働く上で大事な3つのこと

ー今まで多くの働く女性の方々とお会いしてきた田中さんが思う、”フリーランスとして働く上で大事なこと” はどのようなことでしょうか?

1つ目は「私はこれが出来ます」「これが得意です」といった、「何が出来る人なのか?」ということを、まずは自身がしっかり認識することです。それが出来たら周囲に発信することも大事です。

そもそも得意なことや、専門性があることに対してお仕事を頂くのがフリーランスです。その目印がないと、仕事の発注も受注も難しいものです。もしそれらが分からない場合や、フリーになって間もない時期は、様々なことにチャレンジしていき、方向性を探していくというスタンスでも良いと思います。それらが定まってくれば自然と肩書が出来たり、仕事の内容も絞られていくと思いますので。

2つ目は ”マイルール” を決めることです。「働く時間と場所が自分で決められる」ということはフリーランスの働き方の大きなメリットでもあります。その反面、自由すぎるがゆえに、自分で自身を管理しないと、仕事の時間と休息が曖昧になりがちです。

私がフリーランス時代、特に大変だったことは生活リズムを維持することでした。フリーになったばかりの頃は、とにかく何でもやってみることが大事です。お仕事のお声掛けを頂くこと自体がとても嬉しく感じます。しかし、パソコンさえあれば朝起きた瞬間から仕事が出来るので、夜寝るまでずっと仕事していた時期もありました。そんな生活を続けていたある日、パソコンが壊れてしまったのです。笑 それを見た時、「働き過ぎだったんだな」と、気付かないうちに体も疲れてしまっていたのです。ですので無理して仕事を受けて、生活バランスを崩さないためにも、マイルールを決めることは大事ですね。

「Waris自身がリモートワーク&フレックスタイムで自由なワークスタイルを実現中。写真はメンバーでアウトドアワークをしている様子。」

ー田中さんはどのようなマイルールを作っていたのですか?

例えば、仕事を始める時の切り替えを特に意識していました。それががないと、ダラっと始めてダラっと終わりがちになるので…。ですので朝も起きていきなりパソコンを開くのではなく、その前のクッションタイムを大事にしていたり、お風呂に入るとシャキっとするので、在宅作業でも仕事前にお風呂に入るようにしていました。また、21時以降はパソコンに触らないなど、なるべく夜遅くは仕事をしないようにして、翌朝5時とかの早い時間に起きて、朝型生活を送るようにしていました。

3つ目は、ゆるやかな繋がりを大切にすることです。フリーランスというと「孤独」というイメージを持たれる方が今も多いと思います。それらを解消するためにWarisやフリーランス協会といったプラットフォームを利用することも一つの手段ですが、フリーランスの働き方を楽しんでいる方を見ていると、自身でコミュニティーなどの、繋がりを作っている方が少なくありません。例えば、同じエリア、近しい職種で集まったり、最近では得意分野が異なるメンバーが集まって、仕事を受注するというフリーランスの方も増えていますね。

「Warisのメンバー。ワーキングマザーが7割以上を占める」

ーそれは面白いですね!まさに得意分野を活かし、協力し合う繋がりですね。達成感とかもありそうです!

また同じ職種でも、スケジュールなどの都合で自身が請け負えない案件を融通しあったり、募って譲り合ったりしている方たちもいますよ。

3.不安を払拭するために行ってきたこと

私も10年以上会社員をしていたので、フリーランスになるということに対して全く不安がないわけではありませんでした。その不安を払拭するために、「実際のところどうなのか?」ということを、フリーランスで活動している、出来るだけ多くの方たちに聞きました。人って曖昧なままだと不安になるけれど、それらがクリアになると不安が不安でなくなると思うんですよね

ー確かに、実際に直接聞いたことが、一番リアルな情報ですもんね。だけど、周りにフリーランスの知り合いがいない場合はどうすれば良いでしょうか?

身近にそういう人がいなくても、フリーランスの働き方をテーマとしたセミナーやシンポジウムが、特に首都圏では頻繁に開催されています。それらのイベントに参加し、情報交換や、繋がりを作るというのもおすすめです。

ーまさに1月11日のレッスンがそうですね!

4.人と企業を繋げる仕事だからこそ味わえるやりがい

ー今のお仕事を通して嬉しかったことはどのようなことでしょうか?

Warisのサービスを始めてから、「Warisと出会って人生が変わりました。」「〇〇さんがうちの会社に来てくれて、今まで出来なかったことが出来ました」というお声を頂くことですね。

ーそれってつまり「田中さんと出会えて良かった」ということになりますね!最後にSHEsharesの読者へメッセージをお願い致します。

国内でフリーランス人口が1122万人を超えたというデータもあり、フリーランスになりたい女性は年々増えています。ですが、みんながみんなフリーランスである必要はないと思っています。ただ、自由度が高く、専門性が生かせる働き方があるんだ、ということを知っているだけでも、気持ちが楽になれるはずなんです。結婚や出産がある女性だからこそ、人生のフェーズフェーズでその選択肢を思い出して欲しいんです。

Waris は創業5年目で、ご登録者様は4500人、企業様も1300社にまでなりました。だけどまだまだ届けたいことを、一握りの人にしか届けられてないと思っています。ですので、今以上に不安なく ”フリーランスという選択肢” を選べる世の中へと整えていくべく、女性と企業の架け橋として、これからも活動を続けていきます!

「2017年1月のフリーランス協会立ち上げ時。IT・クリエイティブ系から職人系、ビジネス系まで幅広いフリーランスが集った」

ー田中さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。

▷田中さんのレッスン情報

そんな田中さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

レッスン名:「将来独立を考えている人必見!”普通の会社員”がフリーランスになる方法

開催日時:2018年1月11日(木) 20:00〜22:00

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら:http://she-inc.jp/likes/courses/25/lessons/37?utm_campaign=18011120&utm_medium=shesns&utm_source=sheshares

▷編集後記

「女性がイキイキと働くことの出来るサポートがしたい」という思いを実行すべく、自ら出版社を退職してまでサービスを立ち上げたという、その実行力がかっこよすぎました!
私自身もフリーランスで働いていているので、”フリーランスとして働く上で大事な3つのこと” は、どれも「確かにそうだよな」と痛感させられる内容でした。(お話を伺った直後フリーランス協会のメルマガを登録していた程です)
知っているか、知らないかで、大きく人生が変わる情報格差のある今だからこそ、より多くの方へ一つの選択肢として、”フリーランス” という魅力的な働き方を知ってもらいたいなと改めて思ったインタビューでした。

SHEshares編集部 寺重



田中美和(たなか・みわ)

株式会社Waris代表取締役/共同創業者。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会理事。国家資格キャリアコンサルタント。大学卒業後、日経ホーム出版社・日経BP社で約11年編集記者。働く女性向け情報誌「日経ウーマン」を主に担当し、女性のキャリアとライフスタイルを広く取材。これまで取材・調査を通じて接してきた働く女性の声はのべ3万人以上。女性が自分らしく前向きに働き続けるためのサポートを行うべく2012年退職。フリーランスのライター・キャリアカウンセラーとしての活動を経て2013年フリーランス女性と企業とのマッチングを行う株式会社Warisを共同設立。著書に『普通の会社員がフリーランスで稼ぐ』がある。メルマガは無料で登録することができ、個人でお仕事をしていく上での、お得でメリットのある情報を配信中。

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