「仕事とプライベートがつながるとき、人生まるごと楽しくなる。」2児の母でプレジデントウーマン編集者、高阪のぞみのポジティブな働き方とは

新卒で入社した外資コンサルティングファームで営業・マーケティング戦略プロジェクトに従事した後、働く女性を応援する雑誌「プレジデント ウーマン」で編集者として活躍されている高阪のぞみさん。「仕事にワクワクすることができれば、人生まるごと楽しくなる。」”働く”について、信念をもって発信しつづける高阪さんより、21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ち、ご自身のキャリアとワークライフバランスについてのお話を伺ってきました。


⒈“働く”をもっとポジティブに。コンサルタントから憧れの編集者へ

ー高阪さんの現在のお仕事と、ファーストキャリアについて教えてください。

働く女性向けのビジネス誌「プレジデント ウーマン」でデスクをしています。
新卒のときは出版社に憧れながらも内定はしませんでしたが、就活中に経営コンサルタントの仕事に興味を持ち、外資系のコンサルティングファームに入社しました。コンサルティングファームでは営業やマーケティング戦略をつくる実践的なプロジェクトを経験しました。自分が関わったプロジェクトを通して、働く人たちが変わっていく様子を見ていくうちに、「もっとたくさんの働く人にポジティブな影響を与えたい」という思いが強くなっていきました。そして、27歳の時にもともとやりたかったメディアの仕事に転職したんです。
入社後は「プレジデント誌」の編集、出産後は食の雑誌「dancyu」の編集を経て、2016年夏より現在の雑誌の編集に携わっています。

「人生まるごと仕事につながる幸せを日々感じていらっしゃるそう」

ー大胆なキャリアチェンジかと思いますが、未経験で編集のお仕事に就くことは不安ではありませんでしたか?

コンサルティング会社は「いつか卒業する」という文化があり、内定しているときから「次はこんなことをしたい」と話す同期が多かったのです。起業とか、親の会社を継ぐとか。
そのため私も漠然と、「いつかは何かに踏み出すんだろうなあ」と思って過ごしていました。
コンサルタントの仕事は深夜まで、あるいは週末にかかることもありましたがとても楽しかったです。「天職だね」と言われることも多く、あまり辞めることは考えていませんでした。
それがある日、ある新聞社の記者募集の広告に「応募資格:●●年生まれまで」と私の生まれ年が載っているのを見かけました。これを見て、未経験で第二新卒として転職する期限が迫っていることを悟りました。そこから「後悔したくない」と思って転職活動を始めたんです。
私は記者ではなく編集者がやりたかったので、編集者を募集している出版社を自分で探して応募しました。編集は未経験でしたが、プレジデント誌の「働く人を仕事、暮らしの両面から応援する」というコンセプト、「働くすべての人が経営者マインドを持つべき」という考えに強く共感していたので、何の迷いも起きませんでした。

「プレジデントウーマンの表紙撮影中。銀座のあるカフェにて、トップモデルさん、ファッションカメラマンと。」

⒉「人生まるごと仕事」であることの幸せ

ー素晴らしい決断力と行動力を持ち合わせていらっしゃいますね。これまでのキャリアの中で壁にぶつかったことはありましたか?

新卒でコンサルティング会社に勤めて2年目のとき、あるプロジェクトにアサインされました。進める途中で気づいたのですが自分で設定していたパフォーマンスのレベルと、マネージャーの期待値が違っていたんです。思うように成果を出せず落ち込み、つい実家の母に泣きついたとき、「辞めたければ辞めたらいい。あなた一人くらい食べさせてあげられる。」と言われてはっとしたんです。改めて「自分が好きでやっている仕事だ」ということに気づいたんですね。それから、仕事一筋で愚直に取り組みました。

ー「自分の意志で、好んで仕事をやっている」と気づくとき、仕事のおもしろさに目が向くのかもしれませんね。編集のお仕事をはじめてから、ご自身の仕事観に変化はありましたか?

前職のコンサルタントもおもしろかったのですが、今の仕事を始めてからより仕事とプライベートの境目がなくなったように思います。自分の人生まるごと仕事につながっていくというか…。
たとえば出産して一年育休をとって仕事から離れた経験も、普通なら育休はキャリアにとってマイナスと思われがちですが、企画を考えるときの幅を広げてくれたので私にとってはプラスでしたね。

「dancyu編集部で、伊勢のおいしいものを取材する企画。静かな早朝の伊勢神宮にて。」

⒊仕事の充実は、家族の協力あってこそ

ー現在お子さんがいらっしゃるとのことですが、家事や育児とのバランスはどのように保っているのでしょうか。

まず、仕事とプライベートという概念を取り払ってしまうことが大事だと思います。家にいても仕事のことを考えてワクワクする、そう思えると幸せですよね。
育児に関しては、家族をはじめ周りにとても助けてもらっています。週一回ほどは夫に早く帰ってきてもらい、私はイベントに顔を出すなどをして人と会うようにしています。私にとって、この時間が大事なインプットになっています。

ーご家族の協力はとても心強いですね。お忙しい日々の中、リラックスするために心がけていることはありますか?

意識的にリラックスタイムをとっているわけではありませんが、ふと時間が空いたときに深い呼吸を繰り返すことで雑念が消えて、気持ちが楽になります。そういえばこの夏、雑誌の特集でマインドフルネスを担当したのですが、マインドフルネスを知ることで他人を受け入れることがだいぶできるようになったような気がしますね。
あとはすっきりした部屋にいるのが好きなので、家族が寝静まった中でひとり、片付けをすることがリラックスタイムになっていたりします(笑)
今後はキャンプや山登りなど、アウトドアを積極的に楽しんでいけたらいいなと思います。

「今年の夏休み、家族で奄美大島へ。自然の中にいるとリラックスできる。」

⒋今この瞬間を大切にすれば、人生が輝く

ー人生を通して、高阪さんが大切にしていることを教えてください。

社会人になってから大切にしていることは、「これまでもらってきた愛情を、これからは周りにも還元していこう」ということ。私にとって愛情はひとつのキーワードです。
それともうひとつ、最近感じているのは「人生とは何かのゴールに向かって歩むものではない」ということ。今はもう戻ってこないのだから、大切に生きたいと思っています。
そして、1人でも多くの人たちが”今この瞬間”、幸せでいられる社会にしていきたいです。私はメディアを通して、ポジティブに働くための情報を届けることで貢献していきたいと思っています。

ーありがとうございます。それでは最後にSHE読者の方々へ、メッセージをお願いします!

私は子どもの頃から引っ込み思案で人見知り、大人になってからも「これでいいのかな」と内省しているばかりのタイプでした。一歩踏み出すことに勇気を持てなくても、無理をしなくて大丈夫だと思います。時期がくれば、自然に動きたくなるものだから。でも、この記事を読んでいる皆さまは、すでに動き出す準備フェーズに入っていると思います!

ー高阪さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。

▷高阪さんのレッスン情報

そんな高阪さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

レッスン名:「人気女性ビジネス誌編集者が伝える、実践ライティング講座

開催日時:2017年10月26日(木) 20:00〜22:00

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら:http://she-works.jp/likes/?utm_source=owndmedia&utm_campaign=interview&utm_content=20171016_001

▷編集後記

仕事をとるか、プライベートをとるか。この究極の選択は、私たちの前に高く立ちはだかっているように感じていましたが、高阪さんのインタビューを通じて「ライフとワークを融合させる」という新たな選択肢を見いだせたように思います。人生の多くの時間を割く仕事だからこそ、高阪さんのように日々ワクワクした気持ちで仕事と向き合うことができたら、深く人生を味わっているといえるのではないでしょうか。

SHEshares編集部 花田

高阪のぞみ(こうさか・のぞみ)

プレジデントウーマン編集部。大学卒業後、外資系コンサルティングファームにて営業・マーケティング戦略プロジェクトに従事。個々人が主体的に働ける組織づくり、リーダーシップの育成にメディアとして関わりたいと、27歳のとき未経験でプレジデント社に転職。プレジデント編集部、dancyu編集部を経て、働く女性を応援する雑誌「プレジデント ウーマン」でデスクを担当。2児の母。

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