躊躇するより一歩前へ。大人気女性誌編集長の生き方から紐解く「いい人生」を歩む秘訣とは。

「Anecan」「CanCam」「美的」…女性のみなさんならきっと一度は目にしたことがある有名女性誌の数々。おしゃれでキラキラとした紙面に、憧れを抱いた方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、小学館女性メディア局 書籍・コンテンツ企画室編集長の佐藤明美(さとう・あけみ)さん。数々の人気雑誌をまとめ上げる行動力、多忙な毎日でも美を保つ秘訣など、きっと読者の皆さんも気になることがたくさんあることと思います。
21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ち、そんな彼女の日常や心の中を少しだけ覗いてみました。

1.誰もが知る、あの憧れの雑誌編集長。そこに至るまでの多様な道のりとは

ーそれではまず、佐藤さんの現在のお仕事内容について教えてください。

2016年1月よりAnecan編集長を務め、2017年5月からは小学館女性メディア局 書籍・コンテンツ企画室編集長に就任しました。
女性メディア局というのは、女性雑誌(cancam , oggi , Domani , 美的)のある部署です。その雑誌周りのコンテンツの書籍化(雑誌連載やモデル本、スタイリスト本)や、雑誌&ウエブメディアの広告コンテンツの企画作成を行なっています。

ーみんなが憧れる人気雑誌に携わっていらっしゃるんですね。学生時代はどんな生活を送っていたのでしょうか。

学生時代は様々なアルバイトに打ち込みました。レストランでの調理補助、発達障害の児童のための補習塾の講師、避暑地のホテルで住み込みバイト、母校のオーケストラ部の指導…などなどです。
そして大学では看護学部に所属し、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の看護学部へ短期交換留学も経験しました。ロスにできた世界初のエイズ患者のためのホスピスで、勉強しながらボランティアをしたことが強く印象に残っています。
大学卒業後は、看護師になるのではなく看護系専門書の出版社に就職したことで、編集者の道に足を踏み入れました。そこで3年勤務した後小学館に転職し、現在に至ります。

「大好きなNYの本屋さん」

2.才能溢れる周囲と比較して、「自分は仕事ができない」と涙した日々

ーまさに理想のキャリアを着実に歩んでいらっしゃるように見える佐藤さんですが、ご自身で抱えている悩みや不安、コンプレックスは何かあるのでしょうか。

コンプレックスは、若い頃は山のようにありましたね。特に今の会社に転職したばかりの頃は、周りにいるのは才能がある人ばかりで…。とにかく「自分は仕事ができない」と、何度いたたまれなくなって泣いたことかわかりません(笑)。
今も完全に克服したとは思わないのですが、とにかくまずは嫌がらずに何でも経験することと、頭で考えず現場の場数を踏むこと。そして、どんなに小さなことでもいいから「自分にできることはコレ!」という自信を持つこと。これが、最後には必ず自分を支えてくれると思います。

「この夏、渋谷の文化村に観に行った写真展。以前、彼の映画を観ていたこともあってとても興味深い展示でした。編集者という仕事柄もあってか写真展はとても好きです。」

ー今大活躍されている佐藤さんにも、他の人との比較で苦しんだ過去があったんですね。実際にこれまでにぶつかった壁と、それをどう乗り越えたのかを詳しく教えてください。

壁にぶつかったと感じたのは、入社7年後にして初めて異動を言い渡された時です。

入社した時からファッション雑誌を担当していたのに、突然関わったことない分野の美容雑誌『美的』への異動が決まったんです。30歳を過ぎてからの、しかも人脈も仕事のスキルも全くない編集部への異動に、当初はどうしたら良いのかわからなくて。
でもとにかく「慣れるまではとにかくやるしかない」と思い、ひたすら周りの人に質問しまくり、助けてもらいながら毎月の企画をなんとか仕上げていきました。当時は気付きませんでしたが、数年たって振り返ってみると自然と壁を越えていたように思います。

「ブルックリンにある大好きなカフェレストラン「Five Leaves」。ここのテラス席で明るいうちからお酒を飲むのは最高の気分です。」

3.多忙な毎日の中でも、文化活動にゴルフ、英会話と趣味を楽しむ秘密

ー 多忙な印象のある編集長というお仕事ですが、お仕事以外の時間の過ごし方を教えてください。

平日は仕事後に、映画鑑賞や読書、仲間たちとのコミュニティー活動(読書会やアート鑑賞会など)や料理を楽しんでいます。この年になって改めて始めた英会話にも、週1回通っています。
そして休日は月1〜2回ゴルフラウンドに行っているのですが、とにかく今は一番ゴルフにハマっています。もっともっと上手くなりたいです。
他にも舞台やスポーツ観戦、ライブを観に行ったり、家に友達を招いて料理を振る舞ったり。もちろん、ネイルサロンや美容院などの自分メンテナンスも大切な時間です。

ーとってもアクティブで多趣味なんですね。多忙な中でも、充実したプライベートと仕事を両立させる秘訣を教えて下さい。

プライベートと仕事を特に区別して考えていないんです。ですから、リラックスのために特別何かする、ということもないのです。
強いて言うのなら、「一人」での映画や買い物、読書の時間はリラックスタイムになっているのかもしれません。また、海外旅行で気分転換をすることも私にとっては大切な時間です。特にニューヨークが好きなので、ほぼ毎年行っています。

「NY旅行の写真」

ー人気女性誌の編集長である、佐藤さん自身がお好きなファッションや、コーディネートのこだわりも気になるところです。ぜひ教えてください。

20、30、40代と、年齢とともにコーディネートは変化してきていますが、共通してずっと好きなのはどこか「チャーミング」な着こなしであること。真面目なワンピースにあえて大きめのピアスでバランスを崩してみたり、真冬のコートにかごバッグを合わせて楽しんでみたり…。もちろんTPOは踏まえた上ですけどね。

ーありがとうございます。それでは次に、お忙しい中でも美を保つために、何か特別にやっていることはありますか?

30代半ばでピラティスを始めたことが、結果的に美や健康を維持する上でとても大きかったなと思います。現在も、週1回のパーソナルレッスンを10年以上続けています。
自分のカラダを正しい筋肉と骨の位置を保って支えていく、という意識づけをすることで、腰痛や肩こりといった慢性病は回避できますし、「不調にならないカラダ」という意味で自分の芯を作ってくれています。どんなにハードに働いた週でも、週1回きちんとリセットすると、酷い状態にはなりません。
またお仕事関係の外食も多いので、家で食べる時はなるべく野菜多めの自炊を基本にしています。

「残業して帰った夜にささっと作るのはこういう1皿。これは白菜をレンジでチンして、ごま油&柚子胡椒であえてハムを混ぜただけ。ヘルシーで簡単で美味しい。」

4.「全てはなるように、なる。」21世紀を生きるすべての女性へのエールをこめて

ーとにかくアクティブに、色々な事に挑戦し続けていらっしゃる佐藤さんですが、「人生を通して叶えたいこと」は何なのでしょうか。

私の人生のモットーは、「美味しく、楽しく、穏やかに」。
死ぬ時に「いい人生だった」と思えるよう、日々後悔なく、と思うのみです。

「大好きなNYの風景」

ーシンプルでとてもかっこいいですね。では最後に、今まさに「やりたい事」に向かって一歩を踏み出せずに悩んでいる女性に向けて、メッセージをお願い致します。

人生って、本当に計画通りにはいかないことばかりです。「自分だけがなんでこんな目に?」と思うこともたくさんあります。
でもだからこそ、立ち止まって考える時間ができるし、想像しなかったような新たな出会いも生まれてくる。
全てはなるように、なる。だからやりたいことがあれば躊躇してる時間はもったいない。

どうぞまず、「一歩前へ」。

ー佐藤さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。

▷佐藤さんのレッスン情報

そんな佐藤さんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!
SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

開催日時:2017年10月4日(水) 20:00〜22:00

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)


▷編集後記

誰もが憧れる有名女性誌をまとめ上げる編集長。仕事においてもプライベートにおいても、新たなことへのチャレンジを続けることが、人生をさらに好転させるためのエネルギー源になっているように感じました。
私も、迷うよりまず一歩踏み出せる女性になろう。だって、全てはなるようになるのだから。背中を押してくれた佐藤様、改めてこの度はありがとうございました。

SHEshares編集部 新井

佐藤明美(さとう・あけみ)

(株)小学館女性メディア局 書籍・コンテンツ企画室 編集長
小学館では CanCam、美的、Oggi 各誌でファション、美容、ライフスタイルの記事を担当。
Cancam在籍中は表参道の美容師と共にカリスマ美容師ブームを作る。
美的では数々のブランドとのTU企画や、コスメブランドとの付録作成などを担当。
Oggi在籍時には、ファッションエディター・三尋木奈保さんの著書「My Basic Note」を企画&編集。エディター本としては異例の売り上げで現在14刷り、11万部突破。
2016年1月 AneCan編集長に着任(12月号をもって本誌は休刊)

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