女性向けマーケティング会社を起業 OLから社長に転身、その成長の秘訣とは

女性に特化したマーケティングリサーチ事業を展開する株式会社プリンシパル代表の七尾エレナ(ななお・えれな)さん。起業当初から持ち続けている「人間いつ死んでしまうかわからないからチャンスは逃さない。」という熱意や、常に礼儀を重んじる姿勢にはたくさんの気づきがありました。21世紀を生きる女性のためのレッスンクラブSHElikesでのご登壇に先立ち、エレナさんのキャリアに関する思いを伺いました。

1.1年半のOL生活と1年間の雇われ社長を経て株式会社プリンシパルを設立

ー現在、女性に特化したマーケティング会社を経営されてますが、この事業を選択した理由をお聞かせください。

まず、会社を作りたいと思った時に自分の持っているスキルを洗い出しました。
学生時代のモデルの経験、OL時代のマーケティングリサーチの経験、女の子の繋がりなど。それらを上手く使って既存の企業と差別化した新しいコンテンツとは何かを考えた際に、普通の市場調査ではなく、女性が顔出しで調査の結果を伝えられるようなビジネスモデルにしようと考え、今の事業内容に行き着きました。

ー1年半のOL生活を経て起業された七尾様。OL生活で身に付けられたことや、どんな思いで起業を決められたのかお聞かせください。

OLとして市場調査会社に勤務しているときは、様々な企業を対象にマーケティングリサーチのサポートをしておりました。
知識が全くない状態で始めましたが、案件を重ねるごとに、どのように商品が作られ、世に出て行くのかといった一連のプロセスやマーケティングリサーチの仕事のやり方を身に付けていきました。
1年半務めた後に退職し、起業をしました。会社を辞めて起業する際はとても迷いましたが、チャンスが訪れる少し前に、父が他界するという出来事があり「人間はいつ死が訪れるかわからない。だったら、せっかく目の前にあるチャンスを信じて挑戦してみよう。」と起業を決意しました。

ー1年半で起業を決意されるとは、すごい勇気ですね。その際に、他にも背中を押してくれた言葉はありますか?

私が「会社経営をしたことがないので実際にやっていけるのか不安です。」と話した時に「社長になる時は誰だって経営初心者で、やりながら経営を学んでいるから大丈夫だよ。」と言う言葉を信頼している方から頂きました。その言葉が躊躇していた気持ちを勇気づけ、背中を押してくれました。

2.新卒で入った市場調査会社での1年半。当時の思い出を語る

ー新卒で市場調査会社へ入った七尾さん。そもそもなぜ、その業界を選ばれたのでしょうか。

学生時代、モデル活動を通して広告代理店の方とお話しする機会が多く、マーケティングやプロモーションに興味をもったことがきっかけでした。もともと起業したいと考えていたのですが、自分のなかでどのような事業を始めたいのか、という点で悩んでいました。そこで、あらゆるビジネスの基礎であるマーケティングスキルを身につけたいと思い、市場調査会社への就職を決めました。

ーOL時代苦労したことがあればお聞かせください。またそんな状況の中、起業に向けてどのようにモチベーションを高めていったのかお聞かせください。

実務を始める前は、マーケティングの仕事はアイデアや感性で成り立っているものだと思っていました。しかし、実際のところは統計に基づいて数字を見ながら経営判断を下していくというものでした。
想像とは違いましたが、これがマーケティングならとことんノウハウを吸収して自分のものにしていこうと思い、業務に打ち込んでいた1年半でした。

3.女性起業家ならではのエピソードや、プライベートの時間について

ー日本では、まだまだ少ないとされている女性起業家。実際に仕事をする中で、女性起業家が少ないが故に、障壁や違和感を感じることはありますか?また、それをどのように克服しているのかお聞かせください。 

上場企業に勤めていた頃に比べると、起業してからマンションを借りたりクレジットカードを作る際に審査が通りにくくなり、社会的に起業家に対する信用が低いことを痛感しました。親に頼ることも出来たかもしれませんが、希望よりもランクを下げて自活できる範囲の生活を送っていました。早く社会的に信頼される会社にしよう、と前向きに努力しました。

ー起業をすると仕事とプライベートの境がなくなるイメージですが、七尾様はどのようにバランスを取られているのかお聞かせください。

私は仕事が趣味と思える程ライフワークになっているので、あまり境目を意識していないように思います。楽しい仕事の時は時間を忘れて何時間も没頭することも少なくありません。反対に作業的なことや大変な業務の時には、無理しすぎずしっかり休息時間を確保してバランスを取っています。

ーずっとお仕事をされていてプレッシャーで疲れてしまうことはありますか?また、仕事をするうえで心掛けていることがあれば教えてください。

クライアントワークがメインなので、そこに対する気遣いや一つ一つの期待に応えていくことにプレッシャーを感じることはしばしばありますが、基本的には楽しく仕事をする事を心掛けています。
また、親しき仲にも礼儀ありという言葉の如く、どんなに親しい友人とビジネスを行う際でも、無料でお願いをするということは絶対にせず、依頼、支払いなどのビジネスマナーは徹底するようにしています。

4.起業家として、女性としての将来のビジョン

ーこれまで七尾様がどんなふうに目標達成されてきたのか、またこれからビジネスを始めようと考えている方へアドバイスがあれば、合わせてお聞かせください。

壮大な目標を立てると自分が苦しくなってしまうので、達成できそうな目標を着実にクリアするようにしています。例えばいきなり大きな売上目標を目指すのではなく、まずは月に10万円程度自分の手元に残るくらいの小さなビジネスから始めてみるとか。
できることから少しずつ自己実現や成功体験を積み上げていくことが、女性がビジネスを継続していく際のポイントかなと考えております。



ー具体的な人生のビジョンはありますか?

ビジネスは私にとってのライフワークなので、やりたいビジネスを思いついた瞬間にすぐに始められる環境を作り上げる事が理想です。
結婚をして子育てをしていても、自分のやりたいことや夢をビジネスを通じて叶え続けていきたいです。

ー理想とされている方がいらっしゃれば、ぜひ理由と共にお聞かせください。

女優から経営者になって活躍しているジェシカ・アルバさんに憧れます。女優としてとても人気なのにも関わらず、経営者としても成功されていて、更には子育てもしていて、その器用さを私も身に付けたいですね。


▷エレナさんのレッスン情報

そんなエレナさんがSHElikesのレッスンにご登壇されます!

SHElikesのサイトからご予約が可能ですので、ご興味ある方は是非サイトをご確認下さい。

レッスン名:「現役女性起業家から学べる、自分にしかできないビジネスの作り方

開催日時:2017年9月5日(火) 19:30~21:30

開催場所:SHElikes 表参道教室(※表参道駅から徒歩5分の場所です)

申し込みはこちら:http://she-works.jp/likes/?utm_source=owndmedia&utm_campaign=interview&utm_content=20170904_002

▷編集後記

上品で華やかな印象の七尾様の自身の考えを真っ直ぐに伝えてくださる姿勢から、仕事への熱意や誠実なお人柄を強く感じました。今後もやりたいことを実現し続ける生き方は多くの女性を勇気づけると思いました。貴重なお話をありがとうございました。


SHEshares編集部 高柳

七尾エレナ(ななお・えれな)

1989年10月30日生まれ。27歳。0歳〜5歳までフランス パリ、5歳〜大学まで札幌で育つ。

大学卒業後上京し、(株)マクロミルに入社。大手広告代理店のマーケティングリサーチを担当する。その後、堀江貴文氏出資の元、マッチングサービスを手がける(株)部活動 代表取締役に就任。任期満了に伴い退任し、2015年に(株)プリンシパルを設立。
現在はF1女性をターゲットにした 商品やサービスのプロデュースやマーケティングリサーチ、PR事業を展開している。

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